行動できるときと止まるときの違い
スムーズに行動できるときと、なかなか動けないとき。
その違いって何だと思いますか?
たとえば、
コーヒーを淹れるときは、比較的スムーズにできることが多いと思います。
カップを出して、お湯を沸かして、コーヒーを準備して、お湯を注いで、飲む。
細かく見ればいくつか工程はありますが、流れがある程度わかっているので、あまり迷わずに動けます。
洗濯もそうかもしれません。
洗濯物を集めて、洗濯機に入れて、洗剤を入れて、回して、干す。
こちらも、手順がある程度決まっているから、体が自然に動きやすいのだと思います。
お風呂に入る準備も似ています。
服を脱いで、お湯をためたりシャワーを出したりして、体を洗って、湯船につかって、出て拭く。
日々の中で繰り返していることは、多少工程があっても進めやすいように感じます。
止まりやすいことには曖昧さがある
一方で、少し止まりやすいこともあります。
たとえば…
- 部屋を片づける
- SNS投稿を作る
- 書類を整理する
どれも、やること自体はそれほど特別ではありません。
けれど、どこから始めるのか、何を先にやるのか、どこまでやれば終わりなのかが曖昧だと、急に手が止まりやすくなることがあります。
この違いは、行動の大きさそのものというより、手順や輪郭がどれだけ明確になっているか、ということなのかもしれません。
トイレ掃除が続かなかった理由
最近、自分の中でも小さな気づきがありました。
妻から、毎日トイレ掃除をしてほしいと言われて、やることにしました。
ただ、「トイレ掃除をする」と決めただけでは、意外と続きません。
やろうとは思っているのに、いざその場になると少し止まってしまう…。
- いつ掃除するのか
- どこから始めるのか
- 何を使うのか
- どこまでやれば終わりなのか
そうした細かな不確定要素がいくつもありました。
つまり、「やる気がない」というより、やり方がまだ自分の中で明確になっていなかったのかもしれません。
手順を決めたら続けやすくなる
そこで、掃除のタイミングと順番、使う道具をはっきり決めてみました。
- 朝、トイレに行ったタイミングで掃除する。
- ジェルをかける。
- シートを取り出す。
- 2枚に分ける。
- 1枚目で、便座の表と裏を拭く。
- 2枚目を準備
- トイレットペーパーホルダーを拭く。
- ドアの取っ手を拭く。
- 水を流すレバーを拭く。
- 便座のフタを拭く。
- ウォシュレットのボタンを拭く。
- 床を拭く。
- 最後にシートを流す。
そこまで明確にしたところ、毎日続けやすくなりました。
行動できないときは手順を見直してみる
あらためて思ったのは、
人は「やる」と決めても、
手順が曖昧だと動きにくくなることがあるのかもしれない
ということです。
アバターの本にも、この感覚につながるフレーズがありました。
注意の枯渇を経験したとき、誰にとっても最良の対処法は、課題を実行可能なステップ(優先順位をつけたリスト)に細分化し、注意の消耗を最小限にとどめながら、各ステップが完全に行われるか正しく行えるようになるまでやることです。これが練習することの価値です。ー リサーフェシング®️ P59 / ハリーマルマー著
もし、なかなか行動できないことがあるとしたら…
気合いや根性が足りないわけではないかもしれません。
手順を明確にする時間を十分に取って
- やる内容を細かくしてみる
- 順番を決めてみる
- 使う道具を決めてみる
- 始めるタイミングを決めてみる
それだけでも、止まっていたものが少し動き出すことがあるのかもしれません。

