18日目:あなたのその想いは世界を<どう>形作っていますか?

​アバターマスターの佐藤浩二です。(詳しいプロフィールはこちら

30日チャレンジ18日目。

今日は別でやっている30日プランクチャレンジで面白いことがあり、それを今日のブログにしようと思っていました。

ただ、そのことよりも重要というか知ってもらいたいことがあったので、変更することにしました。

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FBである記事を見つける

事の発端は、今日の午前中に見たFBでした。

記事が無くなったのか見つけられなくなっていた、ちょっと内容は曖昧なんですが…。

「動物病院の前に子猫がダンボールに捨てられていて、親猫が木に紐で縛られていた」

という記事でした。

 

投稿へのリアクションは1500を超え、シェアやコメントがたくさんありました。

内容は子猫たちをどうぞ貰ってくださいというのが本来の意図だったと思うんですが…。

コメント欄へは親猫を木に紐で縛り付けるなんてひどい!!という怒りのコメントでいっぱいでした。

事実、1500リアクションのうち、怒りが1100ほどありました。

 

その記事の意図

この記事を感じて思ったことは、猫を引き取って欲しいという思いよりも怒りの気持ちでした。

怒りの気持ちから発信されたものは、怒りを引きつけます。

いろいろな物の見方があると思うんですが、この記事を見て少なくとも1100人が怒りを感じたことになります。

みんなの内側に眠っていた怒りの感情が誘発された状態です。

優しい気持ちになるかわりに、世界に怒りの気持ちが増加しました。

 

どうか、この可哀想な子猫たちを引き取ってあげてください。親猫も心配しています。あなたの優しさと理解に感謝しています。

 

という優しさの意図を持って発信していたら…。

怒りが誘発される代わりに、すぐに貰い手が見つかってハッピーエンドだったかもしれません。

 

10人の村

物事は小さく考えたほうが分かりやすいことがあります。

例えば、世界が10人の村だとします。

 

Aの村では自分以外の9人が怒っています。

事あるたびに間違いや失敗を指摘されて、怒りの感情をぶつけられます。

例に習い、あなたも自分以外の人も同じようミスを犯したら、他8人と一緒にその人に怒りの感情をぶつけます。

この村はどうなると思いますか?

お互いが相手を監視して、他人を縛るようなルールが増えたり、隣人との溝はどんどん深まり争いの絶えない世界になります。

 

Bの村では自分以外の6人が怒り、3人が許しと慈しみを実践しています。

ついうっかり失敗した時、6人は怒りの感情をぶつけますが、3人や親身になって次はそうならないようサポートと理解をくれます。

「僕も昔、同じ間違いをしたことがあってね。こうしたら大丈夫だよ。」

別の人があなたが一度犯したミスと同じミスをしてしまったら、あなたは親身になってサポート理解を示します。

この村はどうなると思いますか?

友情が深まり、より相手に優しくなり、怒っている6人も少しずつ変わってくるかもしれません。

 

あなたはどちらの世界に住みたいですか?

 

僕なら後者がいいです。

と言いながら、自分が前者の村の人になっていると感じた事はないですか?

何かを見て自分の正しさを振りかざして評論家になった記憶は?

僕はあります。

 

自分を許せていない

自分の失敗やミスを許せない人は、他人も許すことができません。

そういう人は誰かの過ちを見つけたら、ここぞとばかりに批判します。

 

たまにFBで批判的なコメントをする人がいたんですが…

その人のタイムラインを見ると世の中の悪事を暴くことに必死になったり、誰かを批判したり、そんな投稿がほとんどでした。

 

昨日の信念と経験の相関関係のブログではないですが、「私は正しくて世の中は間違ってる」というフィルターを通して世の中をみたら、どんな経験をすると思いますか?

きっと、自分の間違いには盲目的になり、世の中の間違いばかりが目につき、何に対しても批判的で攻撃的な経験をするかもしれません。

 

解決法

もし、世の中をより良い世界にしたいと思うなら、赦しと慈しみを実践するのが賢明です。

他者を幸せにしかったら、慈しみを実践してください。自分を幸せにしたかったら、慈しみを実践してください。ーダライ・ラマ

 

怒りにまかせて何かを批判しても、有益なものは何も生まれません…。

叱ることとはまた別で、怒りを抑圧してフタをするということでもなくて、その感情と向き合い統合するという意味です。

 

“赦し”や”慈しみ”という言葉に感情的に反応する人もいると思いますが、別に感情的に反応しても大丈夫です。

心の平和は誰しもが手に入れたりもので、お金で買うことはできません。

僕自身、全く怒りを感じないわけではないですが、アバターをやって心穏やかに過ごせる時間がかなり増えました。

もし、怒りの感情が出てきても、その対処法が分かるので安心です。

 

この技能は掛け算ドリルや筋力トレーニングのように、きちんと練習すればできるようになります。

ただ僕たちは、そのやり方を学んでこなかっただけです。

 

別の観点

そうした結果、今回は反応して批判的になる代わりに、別の視点からこの猫の記事を観ることができました。

今回の記事を見て僕が思った感想は「親猫と子猫が離れないように母猫を木に結んだのかな?」と。

本当に動物嫌いの人は、そもそも猫なんて飼わないし、本当に捨てるなら人目のつかないところに捨てる方が楽です。

だって、捨てるところを人に見られたら大変ですから。

もしかすると、この捨てた人にも良心の呵責があって、せめて動物病院の前なら誰か拾って大事に育てくれるかも…と思ったのかもしれません。

親猫を紐でむすびつけるのは可哀想なことですが、あまりにも状況が切迫して気が動転していたのかもしれません。

 

そして、日本にはこんな素敵な言葉があります。

罪を憎んで人を憎まず

 

まとめ

なぜこういうことが起きたのか、正直なところ分かりません。

ただ事実は「親猫が木に紐で結び付けられて、下にダンボールに入った子猫が捨てられていた」という事。

この事実の解釈の仕方は人の数だけ物の見方の数だけ存在します。

 

世の中に自分の抑圧された怒りや過ちを投影する代わりに、一人ひとりがそれと向き合って統合する。

10人が60億人になっても基本は変わりません。

そんな人達が地球に増えれば増えるほど、世の中は安全で優しい世界になります。

アバターはそのために道具です。

 

自分をより良くすることで、世界をより良くすることに興味はありますか?

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