アバターマスターの佐藤浩二です。(詳しいプロフィールはこちら)
30日チャレンジ、明日で最後。
今日はお墓にお供えしていた生花を引き取りにいくために、祖母と母の3人で出かけました。
用事を済ませ自宅に戻り3人で食事をして、祖母は部屋の片付けをはじめることに。
だいたい母と祖母の間で口論と言うか言い合いが勃発するんですが、今日は注意深く観察してみました。
[toc]人間の悩みは全て対人関係
アドラー心理学ではそう言われているそうです。
僕は本を読んだり学んだことはないので詳しくは知りません。
ただ祖母と母との口論を見ていると色々なことが分かってきました。
ちょっと今更なところもあるんですが・・・。
信じていることの違い
人が口論したり喧嘩する時、突き詰めると信じていることの違いになります。
ちなみに今日は祖母とこんなやり取りをしました。
祖母がTVのホコリをモップで拭いていて、ちらほら拭き残しを僕が見つけたところです。
下手をすること、ここから「どちらのやり方が正しいのか」の口論が始まります。
「そうなんだね~」と言って、今日は視点の違いを認めて話は終わりました。
2人は何を信じているか
ちなみに僕が信じていたことはこんな感じです。
- 雑にするのは良くない
- きちんと丁寧にやったほうが良い
祖母が信じていたことはこんな感じです。
- だいたいキレイなら良い
- スピードが大事
相反する信念ですね(笑)
こういった時はぶつかり合うか、どちらかが身を引くことになります。
どちらの信念が正しいと思いますか?
どちらが正しい?
例えば、精密機械の部品を作ってい工場を思い浮かべてみてください。
ホコリ一つ入れないクリーンルームの中で、1つ1つ丁寧に作られています。
完全防護服をきて、それこそ髪の毛一本も落とさない状態です。
そんな状況で「だいたいキレイなら良い」という信念を採用して、雑な格好で雑な仕事をしていたら…。
どんなことになると思いますか?
別の例で、上司から明日の朝までに仕上げてほしい仕事を頼まれます。
社外用ではなくて、社内向けのプレゼンテーションの資料です。
大枠はできているのでパワーポイントを作るだけで良いとのこと。
ただ、凝り性の彼は文字の大きさ、余白のスペース、色のコントラストを追求します。
半分が終わったところで気がつくと、翌朝のプレゼンテーションの時間になっていました…。
ある時は役に立つ信念でも、別の場合は妨げになる場合があります。
「正しさ」なんてない
正しさって、そもそも何なんでしょう?
今日、自分になりに考えてだした答えはこんな感じです。
ある視点Aから物事・事象を見た時、別の物事や事象はどれだけ視点Aに整合しているか
有名なだまし絵です。
若い女性に見えますか?
それとも老婆に見えますか?
どちらの視点から見るかによって、正しくもあれば間違ってもいます。
”正しさ”という名の狂気のゲーム
気がつくと僕らは自分の正しさを守ろうとしています。
TVのクイズ番組を見ていて自分だけ正解した時、妙な優越感に浸ったことはないですか?
逆に自信も持っていったら全然違っていて、屈辱感や敗北感を感じたことは?
面白いもので、僕らは「正しさ」を知らず知らずのうちに教え込まれているようです。
果たして、その正しさは守るべき価値が本当にあるのでしょうか?
目玉焼きには醤油かソースという視点の違いで、離婚する必要はあると思いますか?
信じる神様;宗教が違うというだけで、互いに大勢の人を殺したり地球の資源を浪費する必要はあると思いますか?
自分の正しさを守った先に、一体何があるのでしょうか?
アバターの使命
世の中でのアバターの使命は、
信念体系を促す触媒となることです。私たちが、自分たちの間にある違いは信じる内容の違いだけであり、
そうした信じる内容は簡単に創ったり消したりできるものだと気づくとき、正しいとか、間違っているとか主張するゲームが終わりをつげ、
ともに創造するというゲームがはじまり、世界に平和がおとずれます。ハリー・パルマー(アバター教材の開発者)
アバターコースを受講する前、この言葉を本で目にしていたはずなんですが…。
まったく僕の心には入ってきませんでした。
でも、アバターコース後…今はなおさら、この意味が分かります。
共に創造するゲーム
このゲームに参加してみませんか?