実は、陥没事故が発生した直後、現場付近にいました。
あたりはガスの匂いが充満し、バスセンターは停電。何かあったのかな?と思い博多駅を後にしたんですが、ニュースで知ってビックリ!!怪我人がいないのが不幸中の幸いでした。
写真の転載元:博多陥没事故、50分前にトンネル天端が「肌落ち」/[日経コンストラクション]
この埋没事故に対して、少なくとも2つの意見を僕は聞きました。
皆さんは、どう感じましたか?
復旧工事の早さに海外絶賛!!
3度目の地下鉄埋没事故とはけしからん!!
前者について
事故発生から埋め戻し作業、電気やガスの復旧まで6日間。イギリスでは半年かかったそうで、日本の職人技や能力への賞賛が集まっています。
後者について
実は今回の事故で3度目。2回目は2014年と2年しかたっていない。怪我人はなかったもの前回の失敗から全然学べていないのではないか?と批判する人もいます。
ここで”事実”と”意見”を分解。
事実:6日で復旧、3回目の事故
意見:賞賛、批判
今回は博多駅埋没事故の”事実”に対して、少なくとも2つの”意見;価値判断”がありました。
「価値判断;ジャッジは良くない!」という価値判断もあるようです。
ここでは価値判断が良いか悪いかは取り上げずに、その影響について考察してみます。
ちなみに、価値判断が人生にどんな影響を及ぼすか、考えたことはありますか?
これは実験としてやってもらいたいんですが、今から2分間、目につくもの1つ1つに批判的な評価を下してください。「これはダメだ」「あれは最悪だ」と。
個人差はあると思うんですが、けっこう疲れて嫌な気分になります。
人によっては自分が価値判断できることにパワーを感じるかもしれませんが、それを人生の中でずっとやっていると、批判的な価値判断はエネルギーを消耗させます。
批判的な人は、自分の人生で望む経験を創り出す前にエネルギーを使い切ってしまいます。
じゃあ、良い価値判断をすれば良いのでは?と思うかもしれません。
別の言い方をすると、ポジティブシンキングとも言えます。
ただ、落とし穴があります。
僕自身も経験したんですが…。
こう感じたことはないですか?
すごく辛くて苦しい時に「人生前向きに生きよう!なんとかなるよ!」と笑顔で言われ、『あんたに、俺/私の何が分かるんだ!!めっちゃ苦しいんだぞ!!』と。
相手は良かれと励ましてくれているんですが、余計に苦しくなったり。
自分が<今、感じていること>を無視してポジティブになろうとしても、かなり無理があります。
部屋がめちゃくちゃ散らかっているのに、「私の部屋はきれい!私の部屋はきれい!」と100回唱えても、部屋は散らかったままです。それは”現実逃避”です。
掃除しないと、いつまでも部屋は散らかったまま…。
僕はアバター受講前にこれをやって、精神的にかなりやられました^^;
ポジティブ・シンキングも使い方によっては上手くいかない場合があります。
ここまで来ると、どうも価値判断はしないほうが良いんじゃないか…と思うかもしれません。
価値判断しても大丈夫です。安心してください!!
うまくいくやり方があります。
それは良い悪い等の価値判断を超えて、中立に観ることです。
ネガティブな感情があったらポジティブシンキングで蓋をする代わりに、それを受け入れて中立にもってきます。
辛くて苦しかったら、その苦しみを受け入れます。部屋が散らかっていたら、目を背ける代わりにその現実を受け入れます。
ポジティブな価値判断は、現実とのギャップを生み出す恐れがるので、その出来事や経験自体を感じることで中立に持っていくことができます。
そんなことができるようになると、人生がどうなると思いますか?
起こる出来事にただ反応する代わりに、<今、ここ>に存在できるようになります。
出来事の中ではなくて、達観したところから物事を観れるようになります。
そうすると物事のさまざまな側面を自分の有利な方向に使うことができます。
価値判断に無意識に消耗していたエネルギーが回復します。
自分の創りたい現実にそのエネルギーを使うことが可能になります。
そうすると意図すれば…。
この技術を7年前にアバターで修得してから、人生がめちゃくちゃ楽になりました。
以前より心は穏やかで、達観したところから物事を見れるようになりました。
その気になれば起こる出来事の全てから学ぶことができます。
もちろん当事者になってアタフタすることもありますが、アバターの練習を使えば素早く達観したところへ戻れます。
自分の安定感が増すと、周りに余計な不調和や混乱を与えなくなるので、家族や仕事でも大助かりです。
瞑想との大きな違いは、中立に戻るだけではなくて、ポジティブもネガティブもニュートラルも自分で創造/消滅させることができる創造主の状態である点です。
アバターは現実をただ眺めるところから、意図的に何かを創造します。
あなたは出来事に反応するかわりに、どんな現実を創造してみたいですか?